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2023/09/13

岡本雅恵のVitantonioレシピNo.100≪さつまいもとりんごのゴルゴンゾーラパイ≫

フードユニットTORiを経て、長野県御代田町の古民家「atelier Rom」を拠点に活躍されている料理家・岡本雅恵さんの連載レシピコラムをお届けします。

岡本雅恵　料理家／atelier Rom主宰

フードユニットTORiを経て、 2020年に長野へ移住し、畑に隣接する古民家をアトリエとし、レシピ開発、テイクアウトやワークショップなど、食にまつわる活動をしている。できるだけ地元の生産者さんの食材や、季節の恵みを大切に、自身でも無農薬の野菜作りにチャレンジするなど、改めて食材に向き合い勉強する日々を送っている。 https://rommasaeokamoto.stores.jp//

みなさんこんにちは！岡本です。
残暑が厳しかったと思いきや、あっという間に朝晩肌寒く感じる日々が増え、こちらはすっかり秋の気配を感じる今日この頃です。お天気が良いと、日差しが本当に気持ちよく、夏の勢いや賑やかさが穏やかになり、ぼーっとしているのが至福の時間です。

移住して4回目の夏が過ぎました。
少しずつですが、周辺地域で活動されている生産者さんとの繋がりができ、どんな方がどのような想いで作られているのかお話を伺う機会も増えて、料理の仕事を通してや、日々の食卓のために、食材などを使わせていただける環境がとても贅沢で幸せだとしみじみと感じています。

そういった背景を暮らしの中で目の当たりにすることで、思うことや考えることがたくさんあり、私自身日々対峙しています。生産者さんや土に近い暮らしをしたいという想いがあって、こちらに移住を決めたのもあり、できるだけ現場に出向くようにしたり、季節の食材を意識して買うこと、生産者さんの顔がわかるものを選ぶようにするなど、微力ながら自分ができることに取り組んでいます。

夏野菜が過ぎ、これからの季節も美味しいものが目白押しです。フルーツも豊富になってくるので、まだまだ実りの時間を楽しみたいと思います。

さて、今回ご紹介するのは、ワッフルベーカーのタルトレットプレートを使った、さつまいもとりんごのゴロゴンゾーラパイのレシピになります！
さつまいものほんのりとした甘さと、りんごの甘酸っぱさ、そしてゴルゴンゾーラの塩気が合わさった、甘塩っぱい大人味のパイになります。仕上げに蜂蜜をかけることで、さらに味わいが引き立ちます。
ワッフルベーカーでパイ生地を挟んで短時間焼くだけで、手軽にタルト型に成形できるので、具材をアレンジして色々と楽しんでいただけるかと思います。ぜひお試しください！

さつまいもとりんごのゴルゴンゾーラパイ

材料（4個分）

冷凍パイシート…2枚
薄力粉…少々
さつまいも…60g
ゴルゴンゾーラ…20g
りんご…40g
蜂蜜…適量

● 卵液
・卵…1個分
・牛乳…20g
・生クリーム…20g
・粉チーズ…3g
・黒胡椒…少々

つくり方

1）説明に沿って解凍した冷凍パイシートに薄力粉を軽くまぶし、2等分にカットし、タルトレット型より少し大きめに綿棒を使って伸ばしておく。
2）ワッフルベーカーにタルトレットプレートをセットして予熱し、1の生地をのせて蓋を閉めて、きつね色になるまで5~6分加熱する。焼けたらクーラーにのせ粗熱をとる。（周りの生地をキッチンばさみなどで切り落として形を整える）
3）さつまいもを1cm角のダイス状に切り柔らかくなるまで茹でる。
4）ボウルに卵液の材料を入れてよく混ぜ合わせる。
5)焼き上げたパイ生地に、3のさつまいもと、ダイス状にカットしたりんご、4等分に分けたゴルゴンゾーラをちぎってのせ、卵液をそっと流し入れる。
6)180度に予熱しておいたオーブンで20~25分焼く。蜂蜜をかける。