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2022/12/19

岡本雅恵のVitantonioレシピNo.092≪ジンジャーブレッドリースドーナッツ≫

フードユニットTORiを経て、長野県御代田町の古民家「atelier Rom」を拠点に活躍されている料理家・岡本雅恵さんの連載レシピコラムをお届けします。

岡本雅恵　料理家／atelier Rom主宰

フードユニットTORiを経て、 2020年に長野へ移住し、畑に隣接する古民家をアトリエとし、レシピ開発、テイクアウトやワークショップなど、食にまつわる活動をしている。できるだけ地元の生産者さんの食材や、季節の恵みを大切に、自身でも無農薬の野菜作りにチャレンジするなど、改めて食材に向き合い勉強する日々を送っている。 https://rommasaeokamoto.stores.jp//

みなさんこんにちは！岡本です。
こちらは連日氷点下の日が続き、いよいよ本格的な冬の到来となりました。もともと寒いのがとても苦手でしたが、郷に入れば郷に従え、なんて言い回しもあるように、こちらにきてから、少しずつ冬の楽しみ方を見つけられるようになってきたような気がしています。

凍てつく寒さも、澄んだ空気の気持ち良さも、見方や捉え方次第で全く違ったものになるということ。自分が心地よく過ごせるように、日々の温かいグッズを揃えたりするのも楽しいし、氷遊びや雪遊びなど、寒いからこそできる遊びももちろんあって、そんな風に自分がわくわくするモノやコトを一つ一つ集めていることが、何より冬の楽しみ方なんだな〜と思ったりします。

子供達は特に順応で、下の子は冬が一番好きなんだそう！園舎のない森の中で、駆け回って1日過ごしている彼がそういうのですから、たくましいな〜と本当に感心してしまいます。私は、時間をかけてコトコト豆を煮たり、保存食を作ったりと、この時期ならではの食材との向き合い方を考えたりしていると、寒い地域で保存食が必需品であること（畑が凍ってしまって野菜が採れないので）や、保存が効く豆類の大切さなんかを実感したりして、それはそれでとても良い時間を過ごしています。

ちょうどこのコラムを書いている時に、今年初めての雪が積もりました。そのあと雨が降って、あっという間に溶けてしまいましたが、幻想的な景色にうっとりした朝でした。年末年始にかけて慌ただしくなると思いますが、少し速度を緩めて、日々の何気ない幸せや美しさをすくい上げていきたいですね。

さて、今回は、ワッフルベーカーのドーナッツプレートを使ったレシピをご紹介いたします。クリスマスシーズンに食べる、ジンジャーブレッドをイメージした、リースドーナッツになります。シナモンとジンジャーパウダーがたっぷり入り、ミルキーなホワイトチョコレートのトッピングの組み合わせがこの時期にぴったりだな〜と思います。温かいミルクティーと合わせるのも良さそうです。お子様とトッピングを一緒に楽しんだり、華やかな可愛らしい見た目が、パーティの持ち寄りのギフトにも向いているかと思います。ぜひお試しください！