magazine

2023/12/19

岡本雅恵のVitantonioレシピNo.103≪エビとほうれん草のグラタンパイ≫

フードユニットTORiを経て、長野県御代田町の古民家「atelier Rom」を拠点に活躍されている料理家・岡本雅恵さんの連載レシピコラムをお届けします。

岡本雅恵　料理家／atelier Rom主宰

フードユニットTORiを経て、 2020年に長野へ移住し、畑に隣接する古民家をアトリエとし、レシピ開発、テイクアウトやワークショップなど、食にまつわる活動をしている。できるだけ地元の生産者さんの食材や、季節の恵みを大切に、自身でも無農薬の野菜作りにチャレンジするなど、改めて食材に向き合い勉強する日々を送っている。 https://rommasaeokamoto.stores.jp//

みなさんこんにちは！岡本です。
岡本です。早いもので今年も終わろうとしているなんて、、信じられないですね。事あるごとに年の瀬を感じようと、1年の出来事を振り返ったりしているのですが、あれもこれも、、、！なんだか信じられないくらい、あまりにも濃厚な日々でした。

それでもこうして乗り越えてきた自分を労いながら、大なり小なり、積み重ねている事があることが素晴らしいなぁとしみじみ思います。日々あまりにも当たり前にやっていることこそ、こういう時はクローズアップして、自分を褒めたいと思います、笑

料理のことを仕事にしているから、毎日美味しいものが食卓に並んで、きっと日々の炊事もお手の物でしょう！とは、よく言われることなのですが、全然そんなこともなく、、、

私も面倒くさい時は面倒くさいし、手抜きできる時は上手く手を抜き、むしろ手を抜いたものの方が喜んで食べてくれたり！なんてことはよくあります、笑　それでも、自分の好きな味、家族が喜ぶ味、毎日のことだからこそ食べたい味ってありますよね。それができるのはやはり自分なので、せっせと台所に立つわけです。

野菜中心で、素材の味がしっかりわかる味付けが好みなので、極力シンプルに、でも子供が好きそうなアレンジを加えたりして、我が家だけの食卓が完成します。寒い日が続くので、vitantonioのホットプレートも大活躍中です。先日はあつあつのピビンパを作りました！出来たてをそのまま食べられるので、冬の時期のホットプレートはオススメです。

最近は、自分のためだけに作る、お昼に食べるお弁当を作るのにもハマっています。前日の残り物や、作り置きしておいたものなど、ご飯の上にのっけるだけの簡単弁当ですが、お弁当箱に詰まっているっていうだけで、なんだかワクワクとお昼が楽しみになります。

無理をしないから続いているのも良いところ。そんな風にして、自分の中のちょうど良いところ、心地よいところを見つけていくのが日々の暮らしを楽しめるちょっとしたコツかもしれませんね。

さて、今回はワッフルベーカーのタルトレットプレートを使った、エビとほうれん草のグラタンパイをご紹介したいと思います！高温短時間で焼き上げることができるため、小さなタルト型を人数分焼き上げるのも手軽にできます。これからの季節、クリスマスパーティのおもてなしや、忘年会などの人が集まる時の持ち寄りにも良いかと思います。サクサクのパイ生地と、エビとほうれん草が入った、とろりとしたベシャメルソースがチーズと絡んで、間違いのない美味しさ。あつあつをぜひ頬張っていただきたいです！ぜひ作ってみてくださいね！